日本塗装工業会では１１月１６日の「いいいろ塗装の日」をテーマにしたデザイン画コンテストを実施。日塗装内で審査を重ね、日本全国から寄せられた作品の中から最優秀賞１作品、優秀賞４作品が決定しました。最優秀賞を受賞した西澤もも氏 は埼玉県富士見市の主婦。今まで創作活動などは特にしておらず、絵を描きたいと思いたち、作品制作を開始 。そして、初めて挑戦した当コンテストで、見事に最優秀賞の座を射止めました。最優秀賞に選ばれた作品は、日塗装のＰＲ活動に使用されます 。また、１１月には表彰式を開催し、西沢氏には直接賞状が贈られる予定です。

　当コンテストは、日塗装の認知拡大を目的に、「いいいろ塗装の日」関連事業のひとつとして１９９９年から実施しているもので、今年で２４回目となります。今回は、２７都道府県、１０代 から７０ 代 までの幅広い年齢層から、１０３作品の応募がありました 。全体的に女性の比率が高く、またイラストレーターや専門学生など、イラスト・アートに関連する職業・学生からの応募が特に目立ちました。職業に関わらず、クオリティの高い作品が多く見られました。

　「いいいろ塗装の日」は、日塗装の設立５０周年記念事業の一環として、一般から案を募集して決めた記念日です。１１月１６日を「いいいろ」と読ませる語呂合わせが、親しみやすく、イメージ的にも相応しいことから選ばれ、日本記念日協会に認定されました。毎年、同記念日に合わせ、全国の日塗装各支部では、「落書きなくし隊」が、道路、学校、公園等の公共施設の落書きを消したり、社会福祉施設の塗り替えを行う奉仕塗装活動等を行っています

第24「いいいろ塗装の日」デザイン画コンテスト実施概要

作品募集期間： ２０２２ 年５ 月～７月

応募総数：１０３ 作品

応募資格：不問（プロ・アマ問わず）

審査： 一般社団法人 日本塗装工業会内での審査
　最優秀賞　 １作品 １０万円分の商品券及び表彰状
　優秀賞　　 ４作品 ３ 万円分の商品券及び表彰状

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【最優秀作品評および受賞者コメント】

最優秀作品評

　今回は、美術系の学生や職業の方からの応募が目立ち、また、女性的な 、 柔らかなカラーや抽象的なイメージの作品が多かった印象です。最優秀賞の作品は、季節の花を描写し、その色彩の配置が全体的にバランスよく描かれています。中心の人物をとりまいている塗装の模様は、自由と大らかさを感じさせるものでした 。デジタル作品が多い中での 、手書きの迫力と力強さを味わえる、良い作品でした 。

最優秀賞受賞者　西澤 もも氏コメント

　この度は最優秀賞に選んでいただきありがとうございます。人生で初めてのコンテスト応募で、最優秀賞をいただけて、驚きと嬉しさでいっぱいです。今までの作品を拝見し、「心躍る色彩」「親しみやすさ」「輝いている未来」を私も表現してみたいなと思い応募いたしました。制作するにあたり、「女の子が刷毛で彼女なりの色彩を楽しみ、いい塗装にしていく様子」から色彩が未来を映しだしていることをイメージして構成しました。今回の受賞を励みに今後も色々な創作活動に挑戦してみようと思います。

≪　優秀賞の作品　≫